ご質問がありましたので、お答えと共にお話致します
1・コラーゲンはタンパク質とビタミンCが合わさったものですので、良質なタンパクとフルーツを食べればあなたに合ったコラーゲンが体内で作られます
ですからわざわざ「コラーゲンドリンク」を飲む必要はありません
アミノ酸はタンパク質を構成しているものです
分解して1つだけにした状態がアミノ酸です
つまりアミノ酸が集まって形作り「タンパク質」や「コラーゲン」ができているのです
タンパク質ジュースでは女性には受けませんよね
だから恰好良く「アミノ酸ジュース」や「コラーゲンジュース」と名前を変えるのです
どちらにしても、人間は体内に入ったタンパク質などは1度アミノ酸まで分解します
そして自分の体に必要なものに変えていくのです
コラーゲンを飲んだからと言ってコラーゲンがそのままあなたの肌に働くということではありません
2・肝臓で脂肪を代謝するにはビタミンB群が必要です
しかしB群は水溶性のビタミンですので摂りためていくことはできません
さらにB群というだけあってBは1つだけではないのです
B1,B2,B6,B12、葉酸、パントテン酸、ナイヤシン、ビオチンと8種類あります
これらすべてが無ければ意味がありません「命の鎖」というほど互いに関わりあっているのがビタミンです
3・ビタミンには水溶性のものと油性の物があります
水溶性の物は必要無ければ出ていきますが、油性のものは体内に蓄積されます
Aが油性なので「妊婦は摂りすぎないように」といわれるのです
しかしAとして食事から摂るものは無いと思います
通常プロビタミンA(Aになる前の状態)ベーターカロチンの状態で自然界にはあるのです
ニンジンなどに含まれるベーターカロチンですが、これは体内に入ると必要に応じてAに変わります
必要無ければAになりませんので安心して妊婦さんも食べて頂けます
注意されているのは「サプリメント」が主流の現代において、栄養なら何でもOKという考えから、間違った摂取が報告されている為に注意勧告があるのです
カロチンという言い方はカロテンという言い方に統一される方向にあります
3、水に溶けやすいから吸収率が良いとはかぎらない
よくTVなどで「見ずにすぐ溶ける」「固形の粒状なのに水に入れるとすぐに分解」などと「吸収率が良い」ようなCMがありますが、水に溶けることと吸収率が良いことは別物です
水に溶けやすいということは消化が早いというだけです
吸収率は(つまり体内に栄養として摂りこまれるということ)消化とは何の関係もありません
ほうれん草を水に入れておいても溶けませんが、だから吸収が悪いとは言いませんよね
それらは「売るため」のセールストークです
4、鉄分はほうれん草の300倍・ビタミンCはレモン100個分などに踊らされないこと!
人の体は食べた物を100%全て吸収していません
それ以上いらないものは体外へ排出してしまいます
栄養を取りためることはできません(油性のビタミンを除く)
Cも1度に30ミリぐらいしか吸収しませんので1000ミリ入っていても意味が無いのです
鉄分や亜鉛・銅などのミネラルは特に微量の摂取でいいものですので
大量に摂取することは必要ありません
5、食事は「栄養を体内に取り入れるための」儀式
何を食べてもいいという考えから、栄養を取り入れるという考えにシフトしましょう
すると面白いことに、食卓にある食べ物が量を知らせてくれます
外食時にはカロリーや栄養の度合いも気にかかるようになり、健康な職へと導かれると思います
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