サロンを選ぶポイントが大切

秋口先生

2011年04月18日 10:32



いつも通っていたサロンに行ったら「無くなっていた」

こんなことが自分に起こるなんて。。。

とりあえず何をどうしたらいいの??

今、まさにお困りのあなたにズバリお答えいたします


私はエステサロンの倒産に5回立ち合いました

1つ目のサロンの出来事についてお話をしながら対策についてお話します

そのサロンは賃貸物件で営業していましたが、はたから見れば150坪の敷地で一戸建てなので賃貸だと感じる方は少なかったと思います

営業は「脱毛」「フェイシャル」「ヨガ教室」を柱にしていました

従業員は5人、ベテラン揃いで安心して任せられそうなサロンです

倒産しそうだと相談を受けたのは倒産する約6か月前です

従業員から相談を受けました

売り上げは好調であるにもかかわらず倒産しそうとは??何ごと?と思い話を聞くと、どうやら社長の放漫さが原因のようでした

それでもまぁ倒産はしないでしょうと、話を終わりにして解散しましたが、その4ヶ月後電話がきました

「明日店を閉めると従業員に話をするみたい!来て下さい!!」

次の日に朝からサロンへ行きました

社長からは「何しに来たの?」と驚かれましたが、上手くごまかしながら「経営状況はどう?」と話しかけました

やはり店を閉める気があるようなのと、自身はどうやら自己破産を申請するようだということがわかりました

そして店を閉めるお話が始まりスタッフ一同騒然です

私は明日の店に来るお客様のことを気にしていましたが、やはり皆さん自分のことが最優先「給料は?」などと言う話でもちきりです

結果、今月の末までで終わるという話に落ち着きました

私は部外者なので口をはさむわけにもいかず帰途につきました

そして1ヶ月後の終了日、私は気になってサロンへ車を走らせました

何も考えずに駐車場へ入り後悔しました

そう、サロンの前にはお客様が。。。

「しまった!マズい」と思いましたが時すでに遅く。。。お客様に囲まれました。

「あなた社長さん?」「ここの人はいないの?」と質問攻め

私は細かく説明し、部外者ではあるが関係者とは知り合いなので、皆さんに協力することを話し、これからのことを説明しました

1つ目、夜逃げでは無いので、いずれ弁護士から契約内容について連絡が来るということ

2つ目、返金やその他の事項については弁護士からの連絡次第であること

3つ目、ここで騒いでも仕方が無いこと、ここは賃貸物件なのですぐに他の業者が入る可能性もあるので意味の無いことであること

これらを言いお帰り頂きました

さて、関係者は倒産・閉店の事実を知っていましたが、お客様は知りません

こんな感じであなたも当事者になられたわけです

ここでポイントを申し上げます

1、倒産の場合は弁護士・管財人が付きますので、返金などの処理は行われます
  時期については早くはありません
  1年以上経過してからということもあります

2、返金金額や損害賠償について
  返金対象者は法律上1年以内の契約者だけです
  そしてサービスを受けていない分だけです
  1年以上経過した契約でサービスが残っていても返金対象にはなりません
  1年未満でもサービスが終了していた場合は対象外です
  返金金額は満額ではありません
  資産状況をみて、従業員の給料などの先に支払われるお金の残金を対象者で割合によって支払われる場合が多いようです

3、ほとんどの場合が債権放棄という結果に
  支払われるお金が無い等の理由で小額の債権者(お客様)は債権を放棄するよう促されます


サロンを選ぶポイント!!

1、賃貸物件に入っていない方が良い(土地・建物自社所有が望ましいが、なかなか無いですね)
2、新店舗・NEWオープン・サロン開業1・2年のサロンはNG(倒産・閉店の率は3年が最も多い)
3、多角経営のサロン(親会社が駐車場経営とか社長の好みでエステをやってるけど社長の本業は他にある)
4、スタッフの知識が浅い(難しいですが、知識が浅いということは経営者の理念が営利目的の可能性あり)
5、流行りの店(今流行のものがメイン「岩盤浴」「よもぎ蒸し」「東洋医学的なもの(耳ツボなど無資格)」)がメインで「それだけ」の所はNG
6、標準契約書を使用していない(今はほとんどないとは思いますが)
7、金額のことがメインの広告を出している
8、金額のことしかカウンセリングで言わない
9、サロンの内容に医学的な根拠が無さそう


もちろんこれらが全てではありませんし、上記にあてはまる可能性があるサロンでも問題の無いサロンはあると思います
サロン側も倒産しようと思って営業しているわけではありませんし、とても不幸なことですから多方面に同情します

ついでに公開「私が直面した倒産・閉店サロン」(事実なのではっきり書きますが店名はご勘弁を)
1、耳つぼダイエットのサロン
2、下着(ダイエット下着・ボディスーツ)でダイエットのサロン
3、脱毛専門店サロン
4、3つぐらいのメニューが柱の中堅サロン(開店3年目)
5、ゲルマ温浴・岩盤浴・よもぎ蒸しを中心としたサロン


そして今、サロン倒産・閉店に直面されているあなた!返金や個々の事情は様々ですので、個別にご相談を受け付けております
もちろん無料です
どのような行動に移したらいいのか?これからの展開は?など、わからないことが多いと思いますので、今の状況を教えて下さい
すぐにお返事致します

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